生後1ヶ月の赤ちゃんの成長と発達、生活の様子

生後1ヶ月はどんな時期?

生後1ヶ月頃の赤ちゃんは出産直後に比べると、体重が増えて全体的にふっくらとして体もしっかりとしてきます。一回の授乳量が増え、授乳の回数や間隔が安定しはじめ、授乳間隔も開いてきます。まだ1日のほとんどを寝て過ごすことが多いですが、生まれたての頃に比べて起きている時間が増え、授乳後も眠らず一人でぼーっとしていたり、手足をばたつかせたり、機嫌が悪くぐずったりなど様々な姿が見られるようになります。

 

ほとんどの生後1ヶ月の赤ちゃんはまだ夜に何度か起きて母乳やミルクを欲しがりますが、中には朝までぐっすり寝てしまう子もいます。その場合、無理に起こして飲ませる必要はありませんが、突然死症候群を予防するために何度か呼吸の確認をしてください。夜間の授乳がなくなり母乳の出が悪くなったときや、赤ちゃんの体重の増え方が少ないときは、夜中に一度起こして授乳してあげましょう。

 

 

生後1ヶ月の赤ちゃんはまだ首が据わっていないので抱っこの時は首を支え、うつ伏せをさせるときは目を離さないようにしてください。1ヶ月検診で異常がなければ、赤ちゃんを外気に触れさせてあげましょう。寒い季節の外気浴は日中の暖かい時間、暑い季節の外気浴は午前中や夕方などあまり気温が高くない時間がお勧めです。最初のうちは5分〜10分くらいにして少しずつ増やすようにしてください。赤ちゃんの肌は弱いので、直射日光が長時間当たらないようにしましょう。外気浴は赤ちゃんの体調を見ながら、調子の良い時に行いましょう。

 

では、生後1ヶ月の赤ちゃんについて詳しく紹介します。


生後1ヶ月頃の赤ちゃんの発達

体の成長

体重

男の子

女の子

生後1ヶ月〜2ヶ月未満

3,530g〜5,960g

3,390g〜5,540g

身長

男の子

女の子

生後1ヶ月〜2ヶ月未満

50.9cm〜59.6cm

50.0cm〜58.4cm

(厚生労働省乳幼児身体発育調査結果より、3〜97パーセンタイル)

 

全体的に脂肪が増えてふっくらと赤ちゃんらしい体形になります。首がしっかりとしてきて手足の動きも強く早くなります。生後1ヶ月頃の赤ちゃんはまだ首は座りませんが、生まれたころに比べ強くなり、生後2ヶ月に近くなるころにはうつ伏せにすると少し頭を持ち上げる赤ちゃんも出てきます。完全に首がすわるのはまだまだ先なので、抱っこの時はしっかり首を持って支えてあげましょう。

 

手足の動きも力強くなり、ピーンと伸ばすことやばたつかせることも増えてきます。手の平はまだぎゅっと握っていることが多いですが、だんだんと開くことが多くなります。まだ自分の意志でおもちゃに手を伸ばすことはできませんが、気持ちの変化によって手足をばたつかせるしぐさが見られます。手を口に持っていく仕草がみられようになり、指しゃぶりをすることもあります。手がうまくコントロールできないので、爪で顔を傷付けたり手が目に入ったりしてしまこともあります。爪が伸びているととても危険なので、こまめに切ってあげてください。赤ちゃんの爪は伸びるスピードがとても早く、大人より薄いので割れやすくても危険です。

 

目の発達

視力はまだ弱いですが、20〜30センチの距離ならぼんやりと見えるようになり、赤色などのはっきりした色を認識しやすくなります。近くのおもちゃをじーっと見つめたり、音が鳴る方へ目を向けたりすることができるようになり、少しずつ追視もできるようになります。授乳中や抱っこの時にじーっと顔を見たり明るい方を見たりすることが増えてきます。

 

耳の発達

聴力もさらに発達し、ママの声や音楽を静かに聞く姿が見られることもあります。中には「あー、うー」と声を出して自分の声で遊ぶ子もいます。赤ちゃんは音からも様々なことを学び脳が発達するので、反応があまりなくても歌をうたってあげたり、いろんな音を聞かせたりして遊んであげましょう。

 

心と知能の発達

生後1ヶ月になると不快なことがあると泣いて訴えることが増えてきます。泣き方も少しずつ変化し力強くなります。抱っこして欲しい時やお腹が空いている時の泣き方の違いに気付くこともあるのではないでしょうか?不快や空腹以外に甘えて泣いたり眠れなくて泣いたりするようになるので、なかなか泣き止まないときもありますが、心にゆとりをもって優しくあやしてあげてください。もし、赤ちゃんが泣くことにイライラしてしまうときは、一度赤ちゃんから離れて深呼吸をしたり何かで気分転換をして、気持ちをうまく切り替えましょう!

 

まだあやしたり話しかけても、自分の意思でにっこりと笑うことはあまりできませんが、次第に笑うようになってくるので焦らず見守りましょう。

生後1ヶ月頃の赤ちゃんの食事

生後1ヶ月頃の赤ちゃんの食事の様子

生後1ヶ月の赤ちゃんの食事はまだ母乳かミルクのみです。新生児のころに比べ1ヶ月頃の赤ちゃんは母乳やミルクを吸う力(吸啜力)が付いてきて、一度にたくさん飲めるようになり、授乳間隔も開くようになってきます。生後1ヶ月の授乳量は約850ml、一回の授乳量は80〜120mlくらいです。

 

生後1ヶ月頃は慣れない育児でママの疲れがたまりやすい時期です。そのため、母乳の出が悪くなることがあります。順調に体重が増えていれば母乳だけで大丈夫ですが、赤ちゃんの体重の増えが悪い時は、出の悪い時間だけミルクを足したてしばらく様子をみるか、母乳外来や助産師さんに相談をしてみましょう。この時期に母乳の出が悪くなっても、疲れやストレスを解消することで、ほとんどの場合また出るようになるので、ミルクの力を借りてママは頑張りすぎないようにしましょう。

 

母乳が出にくくなる原因は、寝不足、ストレス、冷え、水分不足、栄養不足、血行不良、疲労などですが、母乳が出ないことがストレスになり、さらに出なくなってしまうこともあります。母乳が出ないことは仕方がない事なので、深く考えすぎないようにしましょう。育児と家事で毎日大変ですが、気持ちを楽にてしっかりと睡眠をとることを心がけてください。母乳とミルクを飲ませるときは、母乳を先に飲ませるようにしましょう。

 

ミルクの場合は飲む量も増えてきますが、まだ一定というわけにはいきません。たくさん飲む時もあれば、いつもの半分くらいしか飲まないときもあります。ミルクの量は1回の量で見るのではなく、1日のトータルの量で見るようにしましょう。飲む量がだんだん減り、機嫌が悪い時が続くときは一度診てもらいましょう。

生後1ヶ月頃の赤ちゃんの遊び

生後1ヶ月頃の赤ちゃんの発達の様子

生後1ヶ月頃の赤ちゃんははっきりした色の物が認識できるので、カラフルなおもちゃやぬいぐるみ、メリーなどの動くおもちゃや音が出るおもちゃがおすすめです。顔の近くにおもちゃを近づけると、じーっと見たりつめたり手足をばたつかせるようになるので、興味を示したら同時に話しかけたり歌をうたって遊びましょう。聴力もさらに発達しているので、様々な音を聞かせる遊びもおすすめです。遊びの時だけでなく普段から赤ちゃんに様々なことを語り掛けると、言葉の発達にとてもいい刺激になるので続けてみてください。

 

手足はまだ自分の意志通りには動かせませんが、手足を伸ばしたりばたつかせることができるようになるので、手足をもってリズムを刻んだり手のひらや足の裏を刺激して遊んであげましょう。手足だけでなく体の様々な部分を触りながら歌に合わせてリズム遊びもおすすめです。体の様々な部分に触れながら遊ぶと発達の刺激になるだけでなく、体の異変にもいち早く気づくことができます。

生後1ヶ月のお風呂と睡眠

生後1ヶ月の赤ちゃんは1ヶ月健診で異常がなければ、大人と一緒に浴槽に入ることができます。首が座らない赤ちゃんを一人でお風呂に入れるのは大変なので、家族に協力してもらいましょう。もし、家族の協力が得られないときは、もうしばらくベビーバスで入浴させてあげましょう。まだ、体力がないので長風呂は避けてください。湯冷めしないようにお風呂から出たらすぐに服を着させて、髪の毛もタオルでしっかりと水分を拭き取って乾かしましょう。

 

生後1ヶ月の赤ちゃんの睡眠時間は大体14〜17時間です。まだ、昼夜の区別がないので夜間も起きます。早い子は生後2ヶ月近くになると夜まとめて眠るようになることもありますが、ほとんどは3〜4ヶ月頃に夜にたくさん眠るようになります。長時間起きていた時や満腹な時、泣き疲れた時は長時間眠ることがあります。長時間眠っているときは乳幼児突然死症候群の予防のために、2、3時間おきに呼吸を確認してください。

 

あまり眠らず頻繁に母乳やミルクを欲しがる場合は、なるべく授乳間隔を開けるようにして見ましょう。激しく泣いても2時間程度は飲ませずにあやしてから与えてみてください。泣き声が近所迷惑になりストレスになってしまうときは、近所へ菓子折りをもって「赤ちゃんの泣き声で迷惑をおかけしてすみません」と挨拶に行き出会って時は必ず謝るようにしたり、家の中で一番音が漏れない場所であやしたり、カーテンを防音カーテンに変えたりなどの工夫をしてみましょう。また、おしゃぶりを使用したり、家族と相談して実家や頼れる家に身を寄せることも一つの対策です。

生後1ヶ月のうんちとおしっこ

生後1ヶ月頃になると段々と腸が発達し便を少しずつためることができるようになるので、便の回数が減りはじめます。1日1回や2日に1回などまとまって出るようになってきます。 母乳の赤ちゃんはミルクの子に比べて便が緩い傾向にあるので、まだ1日に数回出ることもあります。ミルクの赤ちゃんは便秘をし易いので、数日便がでずお腹が張っているときはお腹を優しくマッサージするか、綿棒浣腸をしてあげましょう。詳しい赤ちゃんの便秘ケアについてはこちらをご覧ください。

1ヶ月頃の赤ちゃんの1日のタイムスケジュール例

Aくん(母乳の赤ちゃん)生後1ヶ月10日

 

生後1ヶ月頃の赤ちゃんの生活リズムの様子

 

母乳を一度にたくさん飲めるようになったので、授乳間隔は少し開くようになりましたが、グズることが多いので、授乳時間じゃなくても母乳をあげてしまいます。機嫌がいい日と悪い日が交互にやってくるので、機嫌がいい時に家事をするようにしています。


機嫌がいい時は一人で「あーあー」と喋っていてかわいいです。うんちは少しまとまって出るようになってきましたが、まだゆるゆるで1日に3回くらい出ます。体重が増えて長時間の抱っこがつらいので、バウンサーでゆらゆらしていると眠ってくれることがあります。


Bちゃん(ミルクの赤ちゃん)生後1ヶ月12日

 

生後1ヶ月頃の赤ちゃんの生活リズムの様子

 

夜はまとまって眠ることが多くなりました。夜まとまって眠るせいか昼間はほとんど起きています。一人で機嫌良く遊ぶ時間が増えてきました。お風呂が好きみたいで、ぐずっていてもお風呂に入るとおとなしくなります。あやすとたまーにですが、にこっと笑ってくれるようになって、その顔を見るだけで疲れも吹っ飛びます。


機嫌が悪い時は、立って抱っこしないと泣きやまないときがあるので大変です。座ると怒って泣きます。散歩の時はとても機嫌がいいので、そのまま寝てしまうときもあります。

 

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1ヶ月頃の赤ちゃんの1日のタイムスケジュール見本